増える入居待ち…サービスの需要があるのに提供の供給が追い付かない介護業界の問題

増える入居待ち…サービスの需要があるのに提供の供給が追い付かない介護業界の問題

高齢者が増加する一方で、介護士の不足が問題になっています。介護施設においては万年職員不足の問題を抱えており、介護業界全体の問題といっても良いほど深刻な状態です。特別に給与が他の一般企業と比べても低いとは思えませんが、現に需要に供給が追いついていない状態は今後も考えていかなければならない問題です。なぜ、このようなことが起こっているのでしょうか?

首都圏及び地方も供給不足

要介護者の数はこの10年間で2倍以上になっています。病院、各種老人ホームなども約9割は埋まっている状態で、介護士の数も圧倒的に足りていない状態となっています。また、介護士の数が足りているとしても、各自治体で提供するサービスが異なり、要介護者の需要に応えられているのかというと、また別問題のようです。今後は施設自体も不足してくるでしょうし、ますます介護業界としては厳しくなってくることは目に見えています。

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施設入所・入居の待機者問題

家族の都合や病気などで入院が長引いた場合、自宅に戻ることは非常に難しくなってきます。と、いうのも、高齢者の居ない生活が家族の生活スタイルとして定着してしまい、介護が必要な状態で自宅に戻されても介護する家族が居ない、もしくは介護が必要な状態で自宅に戻るのが不安という方もいることでしょう。しかし、大抵の場合は、家族の方が施設へ預けておくと安心ということが多いようです。

終身型の老人ホーム入所は困難

終身型の老人ホームとなると有料老人ホームや特別養護老人ホームになるのですが、なかなか空きが出ないことがあり、病院や中間施設と言われる老人保健施設での待機という形になります。

ただし、急性期の病院では病状が安定すれば、違う療養型の病院への転院を勧められます。療養型病院では、自宅に戻ることを想定した上でのリハビリ・静養が中心となります。それでも長くて3ヶ月~6ヶ月程で退院指導があります。

次の施設は老人保健施設になるのですが、この施設も本来の目的は病院から自宅へ戻ることに不安のある方を対象とし、家での生活を最終目的としてリハビリが行われます。あくまでも中間施設であり、この施設でも3ヶ月~6ヶ月しか居られません。結局、療養病院と中間施設を行き来して、待機期間を過ごすことになります。

まとめ

結局、たくさん施設があるように思えますが、現実は全く足りていないという状況です。需要があるのに、供給ができないのは介護士不足の問題だけでなく、物理的な問題もかなりな比重であるということです。

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