変わる制度に現場は困惑!介護士の人手不足と虐待の関係性

変わる制度に現場は困惑!介護士の人手不足と虐待の関係性

厚生労働省調べでは2025年時点でおよそ33万人の介護職員が不足すると明らかにされています。この年は、団塊の全世代が75歳以上になったとき、要介護高齢者を介護するには約248万人の介護士が必要と言われており、少子化が進むなか、介護職に就く人がどの程度いるのかという疑問もあります。

2013年時点では、介護保険制度が創設された当時に比べ、約171万人増加したと言われています。

介護士の人手不足の理由

介護士の不足問題はここ数年の大きな問題と言われていますが、少子化に加え、介護という「キツイ」「汚い」「給料が安い」の3Kと言われる職業に就く人は、今の現状からいうと難しい面も多々ありそうです。

特に介護保険制度導入後からは医療福祉の法改正が相次ぎ、各個室のユニット型の高齢者施設が主流となり、10名ほどの利用者さんを一人もしくは二人体制で介護しなければならないというのが現状です。しかも、ベテランの転職者とともかく、新人介護士への教育時間が十分に取れないことから、いきなり経験をした事がない業務を強いられる場合が多く、学校や養成所で教えてもらった事と実際の現場とのギャップについていけない介護士は辞めていく事でしょう。

介護士の人手不足の原因

上記に加えて、現在介護現場で働いている介護士自体に余裕がないのも事実です。職員は常にギリギリの状態でシフトを組んでいるので、具合が悪くても突発休みはできませんし、遅刻早退も出来ません。その中で常に介護以外の業務に追われる事も多く、介護士の負担は大きくなるばかりです。

相当なストレスが虐待の要因

上記のような状態が継続しているとストレスがない方が不思議なほどです。だからといって、利用者さんに虐待をすることは決してしてはいけない行為です。が、忙しい業務の最中に言うことを聞いてもらえない利用者さんや、問題が多い利用者さんを相手に平常心を保つことは、相当な精神力が必要なことでしょう。

そこで、抵抗の出来ない静かな利用者さんに対して、虐待をしてしまう。という結果にたどり着きます。

まとめ

高齢者施設における介護士による利用者さんへの虐待は、ニュースで報道されるほどの社会問題となっていますが、それは氷山の一角と言っても過言ではないでしょう。今後もこんな事件が起こることがないように祈るばかりです。

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